出産覚え書き。

私、2013年の5月に出産しました。

2011年の夏に仕事上のストレスから少し心が弱り、過呼吸、不眠、食欲不振、1ヶ月半で8キロの体重減、そして休職。

休職明けの身で出産は、薬の関係もあり、ちょっと不安もありました。

妊娠発覚後は薬を飲むことは止めましたが、ホルモンの関係かすごく体調が良くなりました。笑

つわりの時期につわりはなく、結婚式や新婚旅行もめちゃくちゃ楽しめました!

つわりが終わると言われる時期に偏頭痛に悩まされましたが(^◇^;)

しかし、産休を2ヶ月後に控えたある日。

私は駅の階段を3段ほど、滑り落ちたのです。

転んだりはしなかったけど、変なところに力が入ったのかお腹が張りました。

大事を取って、仕事はお休みをいただきましたが、その夜から定期的にお腹が張ってきました。

飲んでも10分置きの張りは治まらず…朝に産婦人科に行くと、すでに5、6分置きになってました。

ただ、痛みはそんなになかったので、薬を飲んで様子を見る事に。

「痛みが付いたり、破水したら転院です」

と言われましたが、なんとか張りは治まり、切迫早産のため安静生活スタート。

落ち込みもしましたが、夫や実母、義母の協力もありなんとか臨月に(●´ω`●)!!これは感謝しかありません。

お腹の赤ちゃん(女の子。以下①子)はスクスクと成長し、予定日二週間前の健診で3000グラム超えるかもしれないとのお達しが。

小柄ですが(148センチ)、出産には問題ないとのこと。

たくさん散歩するように!と言われたので、えっさほいさと歩きました。

幼なじみが泊まりにきて、胎児ネームを考えたり(今更。笑)、連休には焼き肉食べたり、ホークスの試合を友人カップルと見に行きました。

そして、連休最後の日。

どうしてもケンタッキーのビスケットが食べたくなり、買ってお風呂上がりに食べ、コタツで夫とぬくぬくうとうとしてました。

食べ過ぎたのか、トイレに行きたくなったのですが、出ません。この時点で22時を回っていました。

歯を磨いてベッドに行き、携帯で「ARuFaの日記」を読みながら爆笑してました。この一週間前からハマりまくってたのです。

23時ごろにもう一度トイレに行きました。この時は出ました。

0時を回って、夫もベッドにやってきました。

なんだかお腹が張ってるような気がしながら、うとうとしましたが、1時になるまでに2回トイレに行きました(出てない)。

うとうとしながら、トイレに行きたいような波がやってくるので、「これはもしや…」と時間を測ってみたら、10分間隔でした。

初産だから、8分間隔になったら病院に来る、ぐらいでいいよと言われていたので、私はベッドから起き、荷物の最終チェックをしました。

寝ようかと思ったんですが、いよいよ出産だと思うと興奮して目が覚めたのです。遠足の前日かと。

4時ごろになって、間隔が頻繁になり、痛みも強くなってきたので、夫を起こして、電話して病院に向かいました。

病院に着いて、陣痛の強さと間隔を診ます。そして、子宮口が3センチほど開いているとの事で、とりあえず入院が決定。パジャマに着替えるときにパンツも履き替えるのですが、この時おしるしが。

着替えて、まだまだ産まれないので夫は一旦帰宅。

私は病室(カーテン仕切りの2人部屋)に。

個室希望でしたが、いっぱいだったのです。個室か2人部屋しかない産院でした。

痛みはあるものの、我慢出来ない程ではありません。

お茶を飲みながら、出産に思いを馳せます。

実は姉(一番目)の出産に立ち会ったことのある私は、「死ぬかと思った」という程苦しんでいたのを見ていたので、かなりびびっていたのです。

気を紛らわすために、懲りずに「ARuFaの日記」を読みました。笑い声を抑えるのに苦労しました。

ベッドを平らにするのと、お茶を口にたくさん含むとむかむかするので、頭を高くし、うとうととしていたら、姉(二番目)からラインがきました。どうやら6時を回って夫が実家に連絡したようです。来る予定のなかった実母が、急遽こっちに来るそうです。

7時を回って、もう一度子宮口を診ます。トイレに行って、一旦分娩室へ。きっとまだまだだろうなあと思っていたら、

「あら、もう8センチ開いてる!!」

助産師さんがにわかにバタバタし始めました。

8時に朝ご飯だったのですが、結局そのまま分娩室にいることに(・∀・)

仰向けになったら苦しいので、分娩台の上であぐらをかいて座らせてもらいました。
助産師さんとしばらく話していたら、「初産のわりに落ち着いてますね」と言われました。そして担当の助産師さんが、夜勤の方から日勤の方へ交代します。

担当じゃない助産師さんが慌ててやってきたかと思うと、「旦那さんに電話したつもりが、間違って義実家に電話してしまいました!」笑。

実家が遠いから、義実家の電話番号も記入してたんです。
まあ私は別に構わないのですが、嫁姑戦争でもあったら大変なことなんでしょうね!

夫は一旦職場に行ってからやってきました。

「大丈夫?」

「大丈ぶ…そろそろ来る!キタキタ!うー!…………終わった。お茶取って、タオルとって」

なんて感じで痛みを逃してました。

普通に喋れるので夫拍子抜け。

助産師さんが「朝ご飯10時までとっておけますけど、どうします??」と聞きにきたので、お願いしたんですが。

「あれ?じゃあ10時までに産まれるってこと??」

とか思ってました。

9時頃の内診で9センチ。あと1センチで全開です。

ただしここからなかなか全開しません。

11時頃には横になって、陣痛は3分間隔。破水なのか少しずつナプキンに水が(^◇^;)

陣痛の時は助産師さんにおしりを押さえてもらいました。

「うーん、そろそろきます。キタキタ!おしりがー!!」

びっくりマーク着いてますが、そんなに叫んでないです。
一週間以上便秘して、お腹がゴロゴロしてるのに最初が出ない…そんな感じでした。きっと産まれるときはもっと痛いんだろうなーと思いました。

陣痛の合間に強烈な眠気が来るので寝たらいびきかきました。自分のいびきで目が覚めて夫と笑いました。

「うへへ…あー、おしりがー!!」

そうこうしているうちに全開。

いきんでよくなって、先生が来て破水させて、麻酔して、エイン(カタカナにしてみました)を切開してくれます。時計を見ながらあと何回いきめばいいかなー、もっと痛くなるかなーと考えてました。

陣痛の波が来ていきみます。

先生の処置の時に外に出てた夫が、部屋に入って来た瞬間。どぅるるん!

「ほぎゃー」

産まれました。お昼過ぎ。

陣痛は3分感覚のままでした。痛みも先述した程度のままでした。つまり、陣痛と気づいて11時間。入院して7時間。時間のわりに安産でした。立ち会った旦那が「自分でも産めそう」って言うぐらい。

エインの処置して、カンガルーケアもちょっとさせてもらいました。

超かわいい!おさるさんみたいだけど!

分娩室で休憩してたら、やっと実母到着!義母は先に来てくれてました。

お昼ご飯も食べました。気持ちは高ぶってたのに思っていたより食べれませんでした。

むくむくと赤ちゃんが可愛い気持ちが大きくなってうきゃーってなってました。

分娩室の換気扇の音が雨音みたいだったけど、外はよく晴れて暖かく、とても幸せな日でした。

まあ、ビビり過ぎた出産は拍子抜けに終わりました。

姉から「子ども産んだら大抵の事はやれるよ」と聞いていたのですが、私は出産が楽だった分、何かあったら乗り越えられないかもしれないなと思いました。

何はともあれ、子ども産んで良かった(*'▽'*)

ちなみに出産より産後のエインのほうが痛かったです。絶対。