1年前。その2

夜、ベッドに入ったものの眠れず、1週間ぐらい前からハマっていた「ARuFaの日記」を遡って読み始める。

その後、3回ほどトイレに立つ。最初のみお通じあり。

1時頃、旦那がベッドに。結構すぐに寝る。

寝息を立てる旦那の横で、「あれ?これ、おかしくね???」と思い始める。

2時頃、張りの間隔を測る。

痛みはトイレに行きたいなあ、ぐらい。

10分間隔。

病院からは8分間隔になったら来てね、と言われていたので、まだいいかと思い、目をつぶる。

とうとう来たかなという興奮のせいか、バッチリ目が覚めてしまい、ベットから起きる午前3時。

入院準備の最終チェック。

母が私を産んだときは、ほぼ1日かかったと聞いたので、長くなるかなあと思う。

姉の出産に立ち会った時は、すごく苦しそうで、もう嫌だーと言っていたな。

とか思いながら、ソファーで休憩。

4時になって、時間を測ったら6分間隔。

トイレに行って旦那を起こす。

痛みは、トイレに行きたいなあ……。が、トイレに行きたい!ぐらいに強くなる。

痛みの間、アナログ時計が回るのを見ていたら気が紛れる気がする。

病院がソフロロジー推奨だったので、痛みの時ほど意識して呼吸をする。

「私たちは繁殖している」(内田春菊.著)で、腹式呼吸が良いって書いてあったなーと思い、腹式呼吸

胎動もある。

胎動があるということは、まだまだだろうな。

準備が出来た旦那と車で病院へ。すいているので5分ぐらいで着く。

分娩室は2つ。2つとも使用中らしい。

陣痛室で待つ。

機械で、陣痛の間隔を見る。5分間隔。

内診で、子宮口3センチ。

入院決定ということで、手続きと着替え。

着替えの時、さっきまでなかったおしるし

個室希望でしたがいっぱいのため、二人部屋に。

お隣は昨日出産したばかりだということで、静かに待つ。

旦那は一旦帰宅。

6時頃に実家に連絡するね、と約束して別れる。

痛みはだんだん強くなるけど、我慢出来ないほどじゃない。

携帯を見て時間を確認するけど、携帯よりも秒針が動いているほうが、しっかり見れるので、腕時計とにらめっこ。

陣痛はいきなり痛いわけじゃなく、じわっと痛くなる気配があって20秒ぐらいでピークになり、10秒ぐらい続き、20秒ぐらいかけて痛みがなくなる。

つまりピークは10秒ぐらい。私の場合。

呼吸をしっかりする。仰向けは苦しいので横向き、しかもリクライニングも少し上げる。

お茶は、ノンカフェイン十六茶のパック。

6時を過ぎて、姉からline。

母が急遽こっちに来るという(私は里帰り出産ではありません。実家は飛行機の距離)。

4月に会っていた地元の友人にline。これ以降は旦那がlineしてくれてた。

そんなこんなしてたら、7時を過ぎる。

7時半に内診のため、分娩室へ。

終わったら8時からごはんとのことで、ウキウキ。

ごはん美味しいらしいと聞いていたので。笑

分娩室に行くまでに、波が一度来る。休憩しながら到着。

診察すると、なんと既に子宮口8センチ!!

にわかにあわただしくなり、そのまま分娩室にいることに。

隣の分娩室にも人がいるよう。

助産師さんと会話しながら、陣痛が来たらお尻を押してもらい、いきみのがし。

寝るより座っている方が楽なので座らせてもらう。

指がむくんで、指輪がきつく感じたので指輪をとり、バッグへ。

8時頃、別の助産師さんが慌ててやって来て、旦那と間違えて旦那実家に連絡したとのこと。

まあ、大丈夫です。と言う。

夜勤の助産師さんから、昼の助産師さんに交代。

朝食は10時まで取っておけるということでお願いする。

ということは10時までに産まれるのか?と思い始める。

電話を受けた旦那が9時頃やって来る。

ゴールデンウィーク明けだから一旦仕事に行ってたけど、周りの配慮により、病院へ。

立ち会いは、まあ出来たら、って感じでした。

子宮口は9センチ。

痛いのは痛いけど、痛いのはお腹だけだ!

手も足も頭も痛くない!と考える。

出てこようとしている赤ちゃんは、全身締め付けられて苦しいんだから!それに比べたら1分弱の痛みなんて!

という思考回路。

現実に、偏頭痛の痛みより希望が持てる。

痛くなり始めに助産師さんにお尻をお願いしてたら、ずいぶん冷静だと言われる。

旦那も見てて辛くないらしい。

痛みの無いときは、会話も出来る。

3分間隔だったので、痛みのない間にうとうと。

自分のいびきで目が覚める。

旦那に突っ込まれる。笑

ああー、まだまだ我慢出来るから、産まれるのはまだかなと考えながら、時間が経つのを待つ。

11時過ぎ、破水させる。

12時過ぎ、えいん切開。麻酔あり。

私は多分麻酔あって良かった!注射もわかったし、切られるのもわかったから。

旦那母、病院到着。旦那電話に出なさいと怒られたらしい。笑

こっからまだ痛くなるのかなーと考えながら、陣痛が来る。

そして、旦那が分娩室に入って来た。

いきむ!

オギャア!!

あれ?産まれた!?

12時31分、①子誕生!

よく晴れたゴールデンウィーク明けの月曜日。とても暖かい日。

元気に誕生しました。

足首にラベルをつけられ、処置をされて(私はえいん縫われて)、カンガルーケアもしました。

生まれたてはもうちっちゃくてどうしよう!って感じでした。

3キロ近くあるのに、軽い軽い!

ちなみに私の母は、空港を出てタクシーに乗ってる時に旦那から連絡が来たそうです。

休憩して、お昼ごはんも分娩室で食べました。

胸がいっぱいで、半分ぐらいしか入りませんでした。

隣の人はまだ産まれてないようでした。

車イスで病室に。

壁で仕切られた二人部屋でしたが、 隣がいないので個室気分。

お母さんズと旦那と話して、旦那はまた仕事に戻り、旦那のお母さんは家に帰り、母と二人、思ったより早かったねーと言い合いました。

出産は産むのも産まれるのも命がけ!

私は運が良かったんでしょう。

人生で一番幸せな日です。

私と旦那のパパママ1周年。

①子、お誕生日おめでとう(*^▽^)/★*☆♪